今年2023年も、残すところ3週間を切りました。
最近、1年が経つのがますます速く感じます。
さて、当業界に馴染みのない一般の事業者の方々の中には、
「特許庁は、年末年始はいつまでやってるの?」
「特許事務所は、年末年始の営業はどうなっているの?」
といった点が、気になる方もおられるのではないでしょうか。
今回の記事では、特許庁や特許事務所の年末年始について、少しお話してみたいと思います。
・特許庁の年末年始の閉庁日は?
特許庁も、年末年始はお休み(閉庁)となります。
特許庁のウェブサイトの「特許庁窓口で手続する方へ」のページには、受付時間として、以下のような記載があります。
受付時間
9時から17時まで(平日)
なお、土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から翌年の1月3日まで)は、閉庁となります。
これによれば、閉庁日は「12月29日から翌年の1月3日まで」ということになります。世間一般のお休み期間とほとんど同じですね。2023年~2024年についても、この6日間が閉庁日となりそうです。
・年末年始の特許庁からの発送はどうなる?
12月の「特許庁からの書類発送はいつまでなのか?」が、気になる方もおられることでしょう(※紙の書類の話です。)。
閉庁前日の12月28日には、気分的にあまり発送してほしくないというのが、多くの方の感覚ではないでしょうか。たしかに、代理人となる我々弁理士の本音としても、できるものなら年末年始には送ってこないでくれと思います(笑)。
これについては、特許庁のウェブサイトの「審査に関する書類等の発送について」のページに、以下の記載があります。
2023年
毎日発送:最終発送日は2023年12月27日(水曜日)です。2024年
週次発送:発送開始日は2024年1月5日(金曜日)です。
毎日発送:発送開始日は2024年1月4日(木曜日)です。
なお、2023年の最終週には、審査結果などの週次発送はありません。
ということで、本年度の最終発送日は12月27日(水)となります。
つまり、28日や29日には、何らかの書類が届く可能性もあると言えそうです。
29日までに来なければ、1月4日を過ぎるまでは書類が届くことはないでしょう。
・特許事務所の年末年始の営業は?
特許事務所の年末年始の営業は、一般的には、特許庁に準じます。
よって、大手事務所などでは、特許庁と同様に12月29日~1月3日までが休業日となるところが多いのではないかと思われます。前日28日は、午前中は通常営業、午後からは大掃除という事務所も少なくないでしょう。
中・小規模の特許事務所では、経営者の方針によるでしょう。
極端に異なることはないと思いますが、12月28日から休業する事務所もあれば、1月4日まで休業する事務所もあるかと思います。私のこれまでの経験では、1月4日まで休業する事務所は意外と多い印象です。
今回は、一気に1月8日までお休みという事務所もあるかもしれませんね。
一方で、年末年始でも休まない(年中無休)という事務所も、中にはあると思われます。
毎年、年末年始休業のアナウンスをしていない特許事務所も少なくありませんので、何か用件がある場合は、1月5日頃からコンタクトをとるのが無難なように感じます。
というわけで、今回は、特許庁や特許事務所の年末年始について、少しお話してみました。ご参考になれば幸いです。
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